面白いのに誰も持ってない。人が居ない。そんな隠れた良ゲーを紹介。

タイトル画面
「Screencheat」。Steamで絶賛発売中でございます。


スクリーンチート、というのは元々不正ツールで敵の位置を探ったり、画面分割型の対戦ゲームで対戦相手の画面を覗き見てライバルの行動を把握したり…といった、要するにズル行為を指す言葉なのですが、それを競技化しちゃおう!という試みで作られたのがこのScreencheat。

5人
オンライン5人対戦の画面。フレンド以外は全部マッチングです。観戦や途中乱入も可能。

このゲーム、オンライン対戦でも分割画面で戦います。相手の視界まるわかりです。
しかし、キャラクターは全員透明人間。たとえ目の前にいても姿は視認できません。

このルールのお陰で分割画面で得られる対戦相手の視界や、銃を撃つと発生する硝煙などのエフェクトを頼りに、敵よりも先に敵を見つけて撃つというとても熱い対戦ゲームに仕上がっているのです。


「いくら相手の視界が見えても、複雑なマップから敵を見つけるなんてできないよ!」
と思う方も居るかもしれませんが、これがやってみると案外あっさりできちゃうのです。その秘訣がマップの色分け。

色分け
あるマップの両端から見た構図。階層毎に色分けされているのがわかります。

どのマップも階層や方角によって色分けされたエリアがあるので、敵の居る場所の床や壁の色を見ることで、だいたいどの位置にいるというのがわかるのです。
特にエリアの境目となる場所に立っている人は場所がかなり限られてくるので絶好のカモになります。あえてそういう位置に立つことで他のプレイヤーを誘うという戦略も取れます。


「FPSのオンライン対戦は操作が上手い人が無双しそうで怖い!」
という方も安心です。というのもこのゲーム、操作の上手さよりも立ち回りの上手さを要求されます。
さらに、FPSとしては殆どイロモノと言っても良いぐらい個性的な武器が豊富にあるので、敵の場所がわかってるなら狙いをつけずとも簡単に当てられたり、むしろ物理攻撃したりすることもできます。

トーチVS馬
トーチ(殴って攻撃)VS馬(突進して攻撃)の図。おい、FPSしろよ


そんなゲームの(たぶん)唯一の欠点がプレイヤーの少なさ。今回僕が記事を書いた理由でもあります。
対戦はホストがサーバーを立てゲストがそれに参加して行われるのですが、公式サーバーといったものはなく、ユーザーの立てたサーバーは多い時でも5つほど、普段はフレンド専用サーバー以外立ってないなんてことがザラです。
一応、2人でも熱い対戦ができるのですが、人数が増えると戦略が複雑に、とりあえず攻撃しちゃえ!というお祭り気分が味わえるのもこのゲームの魅力。セールの時でもいいので是非買ってみてフレンドや見知らぬ誰かとカオスな戦いを楽しんでみましょう。

8人
サーバーを立てての対戦中どんどん乱入者がきてついに実現した8人対戦の様子。カオスっぷりがまた楽しいのです。





SS撮影協力:しえーさん(Twitter:@4A_Win)
夜遅くにありがとうございましたっ!!

加筆修正:2017/12/21 レイアウトとか色々変更